フランス語の名言解説_第2回

こちらは2020年12月にレ・ザトリエのメールマガジンを登録されている皆様に送信したものを編集したものです。

名言ミニレッスンの第2弾です。

‘’ La vie, ce n’est pas d’attendre que l’orage passe, c’est d’apprendre à danser sous la pluie ‘’

Sénèque

各単語の基本的な意味 :

la vie…生、一生、人生、生きること

attendre…を待つ、を期待する

orage… 雷雨、にわか雨

passer..通過する、通る

apprendre à…を習う、学ぶ、覚える

danser…踊る、ダンスをする

la pluie…雨、雨降り

人生は雷雨がすぎるのを待つものではない、雨の中で踊ることを学ぶことだ

sous la pluie は雨の下とか雨空の下でもよいと思いますが、シンプルに雨の中、で。

apprendre は学ぶとしましたが、覚えるでも、もしくは「踊れるようになることだ」という風にしても良さそうな気がします。

前回の 「bonheur 幸せ」に続き、la vie 人生です。

これまた名言の定番ですね。

問題を避けるのではなく、楽しめというようなかんじでしょうか。

これはセネカさんという私の友達……

ではなく(当たり前)

ローマ帝国時代の政治家の言葉だそうです。

ではでは、2個目もどうぞ!

‘’ L’espérance d’une joie est presque égale à la joie. ‘’

William Shakespeare

各単語の基本的な意味 :

l’espérance…希望、期待

une joie …喜び、うれしさ、楽しみ事

presque… ほとんど、ほぼ

égale..等しい、同等の

喜びへの期待は、喜びとほぼ同じだ。

ってなところでしょうか。

シェイクスピアの言葉です。

わかる~、旅行とかって支度してるときが一番楽しいよね~

(名言が戯言になった瞬間。シェイクスピア先生ごめん)

この文章で joie が2回出てきますが、1つは不定冠詞 une、もう1つは定冠詞 la ですね。

不定冠詞と定冠詞の使い分けは日本人には難しいですよね。

不定冠詞ははじめて出てくる場合~~とか

定冠詞は既出、総称~~などという説明がよくありますが…。

こういうシンプルな文章を色々知って使って

なんとなーーく、感じを掴むのが良いのかな?

と思います。

フランス語習得への道は、習得とほぼ同じだ。

by 棚瀬

なんじゃそのインチキパロディは!

シェイクスピアからクレームくるぞ!

という読者様の盛大なツッコミを遠くに聞きつつ。

私もまだまだ、雨の中で踊りながら、フランス語習得への道を歩んでまいります。

さすがに脱線しすぎたのでこの辺で。

では皆様また次回~!