主な意味
幸運がおとずれますように、悪いことが起こりませんように
= Souhaiter une bonne chance
フランス語 熟語表現 使用例
– Mes enfants n’ont pas encore attrapé la grippe cet hiver. Je touche du bois.
-今年の冬、私の子供たちはまだインフルエンザにかかっていない。どうかこれからもかかりませんように。
-Je vais passer un entretien d’embauche demain.
-Je touche du bois pour toi.
-明日就職の面接があるんだ。
-うまくいくように祈ってるよ。
ポイント
‘Toucher du bois’を直訳すると、「木に触る」 。そしてここでは本当に文字通りの意味で、 ‘Je touche du bois’と言いながら、木を触るのです。
自分に起こっている幸運なことを友人に話した後や、逆に縁起の悪いことを言ってしまった後などに、よく言います。
幸運なことを言った後に、 ‘Je touche du bois’と言えば、「この良い状態が長く続きますように」となり、縁起の悪いことを言ってしまった後に ‘Je touche du bois’言えば、「それが現実になりませんように」という願いがこめられます。
起源は遠く昔にさかのぼり、古代エジプトやペルシャ人が、木に触ることで神様のご加護を得られると考えていたことからくるそうです。
つぶやき
外でちょっと縁起の悪いことを言ってしまった友人が、とても焦って ‘Il faut toucher du bois!(木を触らなきゃ!)’と街路樹を触って、「これでもう大丈夫」と一安心していたことがありました。
フランス人は縁起を気にする人が多いようで、他には、「家の中で傘を開くと不運を招く」、「パンをひっくり返してテーブルに置くと悪いことが起こる」などがあります。