2日に1度、メール配信されます。復習にも最適です。
3文前後の例文で、熟語の使い方、ニュアンスへの理解を深めます。
記憶への定着を図る、熟語解説とフランス在住筆者の感想も。
★新しい仕事はどう?この困難を乗り越えられそう? と、いうより ★新しい仕事はどう?やってけそう? と、いいますよね。
★イタリアンと和食、どっちがいい?→私にとってはどちらも等しい価値です。 というより ★イタリアンと和食、どっちがいい?→どっちでもいーよ! といいますよね。
上記のとおり。
文法の教科書や、学校で習う表現はものすごく正しいけれど「かたい」のです。
学校という場では、「正しいことを教える」のが大前提で、「普段使われるかどうか」はあまり重視されません。 「学校フランス語」と「口語フランス語」には果てしなく深い河が流れているのです。
そして、フランス人と会話で使うのは、圧倒的に「口語フランス語」です。たとえ昔教師だったフランス人が眉をひそめようとも、わからなければ言葉を学ぶ意味はないのです!!
– Tu as beau demander à Louis, il ne le fera jamais.ルイに頼んでも無駄だよ。彼は絶対にやってくれないから。 – J’ai beau faire du sport, je ne maigris pas.頑張って運動をしても、私は痩せない。
-On aura beau essayer de convaincre le PDG, en pensant à son caractère, c’est impossible.社長の性格を考えると、説得を試みても、意味がないだろう。
‘Avoir’ は「持つ」、 ‘Beau’は「美しい」を意味しますが、 ‘Avoir beau + 動詞’で「どれだけ(動詞)しても無駄」という表現になります。 恐らく、 動詞に ‘beau(美しい、立派な)’をつけることによって 「どれだけ立派に○○しても、△△できない」という皮肉を込めているのだと思われます。 ‘Avoir(持つ)’と‘Beau(美しい)’、それぞれの意味を知っていても、この熟語を知らないと理解が難しい表現です。
また、基本的に「なぜなら…だから」という理由とあわせて使う表現です。
‘Avoir beau+動詞’が「~しても無駄」という意味になるなんて、そう習っても、意味をしっくり理解できなかったので、なかなか頭に入りませんでした・・・。
やはり実際にどう使われるのかを聞いて経験するのが、理解のためには一番です。